出産前に虫歯の治療をしておいたほうがいいと母に言われたのは、妊娠後期になってからだった。昔から歯が弱いのか虫歯が多く、近くの神戸でその小児矯正を見つけることにはその時も虫歯があるのは知っていたのだが病院の予約をとるのが面倒で治療に前向きではなかった。「子どもを産んでからだと子どもを連れていかないといけないので大変よ」と言われ、渋々その場で予約を取った。人気のある東京でも審美歯科ならここでは近所でも人気の病院だったのですぐの日程の予約を取る事ができなかったが、翌週に診てもらえることになった。予約した日、まず歯の現状を知りたいので口腔内のレントゲンを撮ると言われた。妊娠中で少々不安だったが、お腹の子どもに影響のない設備なので大丈夫だと言われたので撮影をした。奥歯に虫歯が集中しており、特に親知らずは虫歯が酷すぎて抜くしかないと言われてしまった。歯医者さん曰く「生え方が綺麗なので歯茎を切ったりする必要はない」らしい。あのホワイトニングを話題の芦屋の医院でももっと時間がかかるので翌週に予約を入れてもらい施術することにした。親知らずを抜くこと自体初めてで、友人が「親知らずが真横に生えているので口腔外科で手術しないと抜けない」「抜いたら腫れが引かなくて数日間顔を殴られたみたいになった」とか言っていたのをよく覚えていたので、正直親知らずを抜くことは怖いこととばかり思っていた。施術当日、麻酔を打って親知らずを抜いてもらった。私のことをよく知る先生だったので痛くないように麻酔の量を多めにしてくれて(それでもキュイイインという音は聞こえるので怖かったが)、この今里のそんな評判の歯医者なら東成区でもとは気がつけば親知らずは抜けていた。施術後に虫歯だらけの親知らずを見せてもらったが半分虫歯で欠けてボロボロの歯が今まで口の中にあったのか…と思うと恐ろしくなった。「もう少しで神経に達していたので、もし放っておいたら出産後に痛みが出て大変だったかもしれませんね」と歯科助手さんに言われ、この文京区で話題の歯医者を探すならここにしても母の言う通り出産前に歯医者に来てよかったな、と思った。